お越しいただきありがとうございます。
私たちがお肌の話をする時に、
「 とにかく肌が弱くて… 」とか、反対に、
「 肌は丈夫な方で、何をやっても平気なんです。 」などと表現する人もいますよね。
この違いって、生まれ持った肌質の違いにあるんです。
そして肌質は遺伝するとも言われています。
今回お話しする肌質とは、ご自分の元となる肌質のことです。
自分の肌質をしっかり理解していれば、これから先のトラブルをうまく回避できるようになりますよ。
肌が弱くても、周りからうらやましがられるほどの美肌にもなりますし、丈夫な肌の方は、せっかくいい肌質でありながらも、気をつけないと落とし穴だってあるんです。
これから詳しくお話ししていきたいと思います。
それでははじめます。
- 生まれ持った肌質とは
- 「肌が弱い人」と「肌が丈夫な人」は何が違うのか
- 「肌が弱い人」と「肌が丈夫な人」のそれぞれの特徴と対策ケア
「肌が弱い人」と「肌が丈夫な人」の肌の違い
生まれ持った肌質の決定的な違い
肌質は生まれつきと言われています。
これは根本的には変わることはないということです。
肌質とはどういうものかを簡単にいうと、
私たちの体は、肌機能がしっかり働いてくれるので、体内を異物や外的刺激、環境から守ることができるのですが、
肌自体も、脂や乳酸などの酸性物質などが自ら出てきてくれるおかげで、保護されているんです。
肌から出る物質の量は人によって違います。
この肌から出る物質の量の違いによって、「肌が弱い人」、そんなにトラブルもない「肌が丈夫な人」に分かれてしまいます。
これが生まれ持った決定的な違いになります。
「肌から出る物質の量」=「保護する力」です。
「肌が弱い人」は、生まれた時から、皮脂腺も細く、肌を守ってくれる物質が出る量も少ないので、保護する力が弱く、
「肌が丈夫な人」は、肌からそれらが出る量が多く、肌を保護する力が強いということなのです。
環境によりプラスされた二次的な肌質
生まれながらに、保護する力が強いか弱いかが、肌の質の違いになります。
これが生まれ持った肌質です。
乾燥肌や、脂性肌などは、スキンケアや、食事、環境などによって本来の肌質にプラスされているだけです。
本来の肌質を理解して、ケアをしていくのが美肌を維持していける秘訣です。
アトピー性皮膚炎などの肌疾患は、肌質とは別の、アレルギーを起こしやすい体質が関係してくるということですので、スキンケアの範囲を超えていますので、早めに皮膚科医に相談をすることをおすすめします。
とことん自分の肌を知り、何か起きても自分でケアしていける究極の方法を載せています。ぜひご覧になってください。
「肌が弱い人」の特徴
メリット
肌が弱いといいことが何もないように思ってしまいますが、
実は、調子がいい時は、誰もが羨やむような、透明感のあるキメの細かい肌の方が多いです。
そして、自分が肌が弱いと自覚している方が多いので、肌に良くないことをしませんよね。
ですから、結果的に肌をいじり過ぎないので、真皮にダメージを与えることがなく、トラブルを抱えていても、結果的に、若い肌を維持できている方が多いです。
デメリット
もともと肌を保護する力が弱いので、ホルモンのバランスの変動や環境の変化、ストレスなどによって、前触れもなくトラブルが出現することがあります。
温度差で顔が赤くなってしまったり、紫外線には特に弱く、
一度トラブルが起こると、治るのに時間がかかります。
つける化粧品にも敏感に反応する時があり、なかなか安定して使える化粧品をみつけることが困難な方も多いと思います。
肌が弱いがために、少しの間違ったスキンケアなどから、大人ニキビや大人敏感肌になりやすい傾向にあります。
肌が弱いからといって、全ての方が敏感肌になるわけではありません。敏感肌と「 肌が弱い 」は一緒ではないので注意してください。肌が弱くても、健康的な肌の方はたくさんいますよ!
「肌が丈夫な人」の特徴
メリット
肌を保護してくれる力が強いので、多少の無理もあまり肌に現れずに、安定した肌を維持できている方が多いと思います。
自分からいい脂などが出て潤いがあるので、普通に、プレストのパウダリーファンデーションだけでも肌に綺麗に乗って、色々な化粧品を特別なトラブルもなく使用することができたりします。
デメリット
本来いい肌質なのに、度重なる不摂生や、化粧品をコロコロ変えたりなどの影響から、トラブルが起き出し、自らトラブル肌にしてしまうというもったいないケースも多いです。
そして、肌が丈夫なため、色々な肌治療に手を出してしまったり、高機能化粧品の使用などから、真皮を壊してしまい、たるみなどの肌老化を早めてしまう“ 落とし穴 ”がありますので、気をつけなくてはいけません。
真皮を痛めてしまった場合は、元に戻すことは難しくなります。
そして、肌が弱いとアルコールに敏感に反応する方が多いので、飲酒自体もあまりしない傾向なのですが、
飲酒が多いと肌がたるんでくる可能性が高くなると言われています。
特に加齢が進むと、飲酒からのたるみが戻りにくくなるとも言われていますので、頭の片隅に置いておくといいと思います。
ピーリングにも気をつけてください。ピーリングのしすぎから乾燥肌や大人ニキビ肌になってしまう場合が多いですよ。
解決策
「弱い肌」も「丈夫な肌」も、基本は正しいスキンケアです。
擦らないように、適量をつけるようにしましょう。
もちろん紫外線防止は徹底しましょう。
どちらの肌質も同様に、ホルモンの影響を受けたり、加齢による肌の変化は起きてきますので、それぞれの対策を行なってください。
基本的には、生まれた時から肌を保護する力は変わりませんが、間違ったスキンケアやホルモンバランス、環境によって、「弱い肌」はより弱く、「丈夫な肌」も敏感肌に変わってしまいますので注意が必要です。
「肌が弱い人」の対策・ケア
「肌が弱い人」は、とくに夜の睡眠をしっかりとることを一番におすすめします。
毎晩シートパックなどのパック類で頑張ったりする時間があるのならば、優しく丁寧に化粧水を重ね付けして、ゆっくり寝たほうが、肌は綺麗になりますよ!
セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの潤い成分の含まれたスキンケアアイテムを選ぶのも大事ですが、
本来スキンケアは、肌機能を助けることしかできません。
特に肌が弱い場合は、肌と生活のサイクルが狂わないようにすることが、トラブル回避にとても重要ですから、質の良い睡眠をとり、バランスの良い食事をとることが何より大切です。
そして、安心して使用できて、何かあった時に戻れるスキンケアを持っておきましょう。
調子がいい時は、その時の目的に合わせたスキンケアを選択していいと思いますが、何かトラブルが出てきた時は、シンプルで成分的にも安心なスキンケアに戻して、様子を見るなど、肌との付き合い方の基本を作っておくことをおすすめします。
常備しておく必要はありませんが、何使っていいかわからなくて途方に暮れると、ストレスでお肌にも余計悪いので、これなら大丈夫というスキンケアを覚えておくと安心しますよね。
「肌が丈夫な人」の対策・ケア
本来とてもいい肌質なので、多少乱暴に扱ってもトラブルなく過ごせる方が多いと思いますが、
しっかり正しいスキンケアを行うような習慣をつけてください。
洗顔しても、別に乾燥しないからと言って、化粧水をちょっとつけるだけのケアを続けていると、ある時から乾燥肌、もしくは、ニキビ肌で悩むことになってしまう可能性があります。
油分の多いスキンケアは避けて、保湿はしっかり行いましょう。
安易に美容治療に手を出さずに、日常的に正しいスキンケアで、シミやたるみの予防を行ってください。
真皮を痛めることをしないようにしましょう。
大抵、何使っても大丈夫という方が多いと思いますが、
スキンケアは同じシリーズでライン使いを特におすすめします。
より安定した、いい状態を維持できると思います。
トラブルがあまりない方は、スキンケアの手抜きをしてしまいがちです。
そんな状態が続いていくと肌がくすんできてしまいます。
くすみは、ハリや潤いも感じられない肌に見えてしまいます。
くすみグセの解消に特化したスキンケアを紹介します。
ドクターズコスメですから、どちらの肌質の方にもオススメですよ!
すでにニキビでお悩みの方や、ニキビに絶対なりたくない方には、
まとめです
肌質には、「肌が弱い人」と、特にトラブルが起こらない「肌が丈夫な人」がいます。
実は、肌質は生まれた持った物なのです。
肌を保護する物質が自ら出てくれるのですが、この量が多いか少ないかで、肌質が分かれてしまいます。
「肌が弱い人」でも、褒められ肌になれますし、「肌が丈夫な人」でも、間違った肌の扱いによって、真皮を壊してしまい、早く老け肌になってしまう可能性もあります。
ですが、しっかり自分の肌質を理解して、対策を立てていれば、肌質に関係なく、健やかな肌を維持していけますよ。