酒さで使える化粧品がない…バリア機能を低下させないスキンケアのすすめ

お越しいただきありがとうございます。

５年ほど前に酒さと診断されました。

調子が悪い時は鼻が赤くなったりする時がありますが、

普通の肌状態を維持しています。

実は、酒さだから使える化粧品がないというわけではないのです。

スキンケアの仕方で使える化粧品は増えていきますので、

バリア機能を低下させない、壊さないスキンケアの方法を紹介していきたいと思います。

そして、酒さの症状が出ている時のスキンケアの選び方、塗り薬と併用時のスキンケアの注意点をお話ししていきたいと思います。

それでははじめます。

※　この記事は、スキンケアを行うという美容の面からみたものですので、医師の指示がある場合はそちらに従ってください。

酒さで使える化粧品がない…？

なぜ使える化粧品がなくなってしまうのか…

使える化粧品がない…

何を使っても合わない…

という話をよく聞きますが、事実は少し違うんです。

バリア機能が低下してる、壊れている肌は、触った時にガザガサしていたり、ヒリヒリしたりしています。

表皮が薄くなっていて、赤くほてっていたり、プツッとニキビのようなものができていたり…

この状態で、擦ってしまうと、ますますバリア機能が壊されて修復が追いついていかない状態になり、毎日、ヒリヒリが治らずに、ますます赤くなり、何も使えないという肌状態になってしまうのです。

使える化粧品がないのではなくて、擦って自分で肌を壊して使えなくしているだけなのです。

バリア機能が回復できれば、酒さを持っている肌でも使えるスキンケアが増えていきますよ。

バリア機能を低下させない正しいスキンケアを心がけることが大事なのです。

バリア機能を正常にするには、お肌が潤いに満たされている状態でなければいけません。

潤いを保つためにも、スキンケアをしっかり選んで、正しいスキンケアの付け方が必要になります。

スキンケアの選び方

酒さの症状が出ていたとしても、それ以外のところにスキンケアをしないなんて

女性では考えられないことですよね。

酒さの症状を薬で抑えている間に、

目周りに小皺ができたり、そのほかの部分の張りがなくなってかさつくのは絶対嫌ですものね。

ですからスキンケアはするべきだと思います。

化粧品が刺激になる場合もありますので、悪化を防ぐためにも慎重に選ぶ必要があります。

アルコールや界面活性剤、防腐剤などの使用で、人によっては角層を壊してしまい害が出てきてしまう可能性もあります。

アイテムごと変えていると、プロでも成分を調べて使いこなすのは難しいのです。

日本で発売されている化粧品は、他のブランドのものと合わせても、そこまで変な反応は出ないとは思いますが、肌に合わない成分が含まれている場合や、たくさん使っているせいで、合わない成分を合成してしまっている可能性もあります。

ポイント！

グリチルリチン酸ジカリウム・アゼライン酸配合の化粧品のすすめ

一時期、グリチルリチン酸ジカリウムの入っている化粧水を使うと酒さになるなどとネットで騒がれたことがありましたが、これは間違いです。

抗炎症効果を持つ成分なので敏感肌の方にもおすすめの成分です。

グリチルリチン酸ジカリウムの成分によって炎症が落ち着き、自分の力でバリア機能を高めていき炎症しにくい肌にしてくれますよ。

有効成分として化粧水に配合されている場合はグリチルリチン酸ジカリウムと表記があります。

一般の化粧水はグリチルリチン酸２Kと表記されていますので注意しましょう。

試しに通常料金で購入をお考えの方はこちらから どうぞ。

アゼライン酸は国内では過小評価されているらしいです。

ニキビにも、酒さにもとても効果的だというエビデンスもあると皮膚科の先生から伺いました。

ニキビケアに特化したシリーズですが、酒さの肌にも定評があるそうです。

長年継続して使用する方が多いという人気のある製品です。

下の記事の中に、私が実際行ってきた保湿ケアと使用していた化粧品を紹介しています。参考にしてください。

スキンケアの付け方

スキンケアの方法

弱った肌に対してのスキンケア法です。

ご自分の肌が弱い肌だと自覚し、決して擦らずに優しくお肌を扱ってください。

洗顔

• 洗顔は泡の弾力で洗う感じで、肌に指が触れないようにすること
• ぬるま湯を使用（30〜35度くらい）
• タオルで水分を拭き取るときは抑える程度にしてゴシゴシしないこと（ここが重要です！）

洗顔後の水分は取らずに濡れた状態で化粧水をつけてもいいです。タオルで角質を傷つけてしまっている人がとても多いので十分注意しましょう！　　　　　　　　　　　　　　　　　　

化粧水

• 水分が肌に残っている状態で化粧水を手で置いていく（コットンは使わない）
• 手を置いて離して、手を置いて離してを顔全体に行い、決して擦らない、押し付けないこと
• 乾燥を防ぐために重ね付けする

次の美容液などの滑りを良くするため肌表面に水分が残っている状態がべストです。

スプレーのボトルに入れて全体にスプレーするのもすすめです。

その場合も何度か重ね付けしてください。

重ね付けすると手が化粧水でびちゃびちゃに濡れていますが、それは首や手の甲などにつけてあげるといいです。

美容液（トロみのある一般的な美容液）

• 化粧水が肌表面に残っている状態でつけていくこと
• 美容液を指先にとり、顔に点おきしていく
• 人差し指と中指２本をくっつけて、点おきした美容液を肌の上を滑らせるようにゆっくり全体に伸ばしていく

美容液は額、鼻、両頬、顎の５点に点置きするといいでしょう。

肌の上に残っている化粧水の水分の上に美容液を伸ばすイメージで、肌への摩擦を防ぐ付け方です。

これでは化粧水と美容液が混ざってしまうのではと心配されますが、この状態で少し時間を置き表面が乾いてくるとしっとり感が出てきますよ。

美容液の状態によっては、化粧水のように手のひらに伸ばして顔においていく、もしくは優しく伸ばしていく方法をお勧めしているメーカーもありますので、説明書を参考にしてください。

乳液

乳液も美容液と付け方は同じです。

美容液をつけないで乳液だけの方も、化粧水が完全に乾いてない状態で点置きして優しく滑るようにつけていきましょう。

クリーム

• 手のひらに伸ばして顔を覆うように全体に置いていく
• 擦らずに押し込まないこと

クリームを塗るときは、これまでのアイテムが乾いた状態でつけていただいて大丈夫です。

指で伸ばすことも可能ですが、できるだけ摩擦を避けるという点では、手のひらに伸ばしてから顔に置いていく方が負担が少ないです。

上記の使い方は肌のバリア機能を守る付け方なのですが、

抵抗がある方は、極力擦らない付け方をしてみてください。

とにかく優しく、押し込まない、叩かない、擦らないが重要です！

薬を併用する時のスキンケアの注意点

※　スキンケアを行う上での提案ですので、医師の指示に従ってください。

化粧水はお休みする

お薬とスキンケアを併用する場合は、化粧水はお休みしておくほうがいいと思います。

化粧水は水分なので、薬を流してしまう可能性がありますので、医師に確認して下さい。

（※ 塗り薬によって違いますので、医師の指示に従ってください。）

柔らかいテクスチャのクリームや乳液がおすすめ

薬をつけている部分を避けて保湿剤をつけるときは患部を避けて顔全体につけるのに塗りやすい柔らかいテクスチャーのクリームや乳液がおすすめです。

睡眠の重要性

全てにおいて人間には睡眠はとても大事ですが、

酒さの方は何よりもまず睡眠をしっかりとることが重要です！

食事に気をつけて薬もしっかり飲んでいても、

睡眠が取れていないと症状は悪化していきます。

肌は夜寝ている間に回復していきます。

必ず、睡眠をしっかりとって、体を休めるようにしてください！

まとめです