セラミドについて、これまで
「なぜ合わない気がするのか」
「どうやって守ればいいのか」
というお話をしてきました。
ここまで読んでくださった方は、きっと今
「じゃあ、具体的に何をやめたらいいの?」
と感じているのではないでしょうか。
実は、セラミドを守るために
新しいものを足す前に、
** まず見直してほしい“日常の習慣” ** があります。
美容の世界には、あまり語られないけれど
美容家が実は絶対にやらないことがあります。
湯船でのこと。
洗顔のしかた。
サウナや、気持ちいいと思って続けている習慣。
どれも一見、肌に良さそうに見えて、
知らないうちに
セラミドを減らしてしまっている行動でもあります。
私自身や、年齢を重ねても
鏡のように肌が輝いていた
美容家の大先輩たちが大切にしていたのは、
「何を使うか」ではなく
**「何をしないか」** でした。
今回は、そんな
美容家が避けている日常習慣を通して、
セラミドを減らさないための考え方を
お伝えしていきます。
美容家が“実は絶対にやらない”日常習慣がある
スキンケアというと、
「何を使うか」「何を足すか」に目が向きがちですが、
美容の現場に長くいる人ほど、
日常の“当たり前の習慣”をとても慎重に扱っています。
なぜなら、肌は
一度の特別なケアよりも、
毎日くり返している行動の影響を、何倍も受けているからです。
良かれと思って続けていることが、
実は肌にとっては
「じわじわ負担になっている」
そんなケースは少なくありません。
特にセラミドは、
強く効かせようとしたり、
一気に変えようとしたりすると、
かえって不安定になりやすい存在です。
良かれと思ってやっていることが、逆になることもある
たとえば、
・気持ちいいから
・肌に良いと聞いたから
・ずっとそうしてきたから
そんな理由で続けている習慣が、
知らないうちに
セラミドを減らす方向に働いていることもあります。
美容家が意識しているのは、
「やった方がいいこと」よりも、
「やらなくていいこと」「避けた方がいいこと」。
それは特別な技術ではなく、
肌を余計に刺激しない選択の積み重ねです。
セラミドは“日常で減っていく”という視点
セラミドは、
足りないから減るのではなく、
日常の刺激によって壊れ、流れ、失われていくことがあります。
だからこそ、
美容家が最初に考えるのは
「どう増やすか」ではなく、
「どう減らさないか」。
日常の中にある
・熱
・摩擦
・ふやけ
・刺激の積み重ね
こうしたものをどう扱うかで、
セラミドの“残り方”は大きく変わってきます。
次の章では、
そんな視点から、
美容家が日常で避けている具体的な習慣について、
ひとつずつお話ししていきます。
美容家は、湯船に顔をつけない
お風呂は体を温め、血流を促し、
リラックスできる大切な時間です。
でも、美容家の多くは、
湯船に顔をつけることはしません。
それは潔癖だからでも、神経質だからでもなく、
「顔の皮膚は、体とは別物」
と考えているからです。
顔は、体に比べて
角質層が薄く、刺激の影響を受けやすい場所。
特にセラミドは、
熱・水分・長時間の浸かりが重なることで、
流れやすく、壊れやすくなります。
「温まる」と「ふやける」は別の話
湯船に顔をつけると、
一時的に血行が良くなり、
肌がやわらかく感じることがあります。
でもその状態は、
肌が元気になったというより、
角質がふやけて無防備になっている状態。
ふやけた角質は、
セラミドをつなぎとめる力が弱く、
お風呂から出たあとに
一気に乾燥しやすくなります。
美容家が避けているのは、
この
**「気持ちよさのあとにくる不安定さ」** です。
顔は「温めすぎない」くらいがちょうどいい
体はしっかり温めて、
顔は必要以上に熱を与えない。
これが、
肌を長く安定させている人たちの
共通した感覚です。
湯船の中では、
・首から下はしっかり浸かる
・顔は湯気でやさしく温める程度
それだけでも、
セラミドへの負担は大きく変わります。
よく「血流をよくするために温めたほうがいい」と言われますが、
血流がよい状態と、強く温めることは同じではありません。
血流は、
肌や体が無理なく動いているときにも自然に巡ります。
一方で、強い熱は一時的に血流を増やす代わりに、
肌にとっては負担になることもあります。
年齢を重ねても肌が安定している人ほど、やらないこと
以前お話しした、
年齢を重ねても
鏡のように肌が輝いていた美容家の大先輩も、
湯船に顔をつけることは一度もしていませんでした。
特別なことをしていたわけではなく、
ただ
肌にとって不安定になる行動を、最初から選ばない。
それを長年、淡々と続けていただけでした。
セラミドは、
増やそうと頑張ったときよりも、
減らさない選択を続けたときに、
静かに力を発揮してくれます。
次は、
同じ「お風呂時間」でも
多くの人が無意識にやってしまいがちな
洗顔やシャワーの習慣について、
もう少し踏み込んでお話ししていきます。
シャワー洗顔・熱いお湯を避ける理由
忙しい日や疲れているとき、
シャワーを浴びながら
そのまま顔も洗ってしまう。
実は、これも
美容家ができるだけ避けている習慣のひとつです。
シャワーの水圧と温度は、
自分が思っている以上に
顔の皮膚にとっては刺激が強いもの。
特にセラミドは、
勢いのある水流と熱が同時に当たることで、
角質層から流れやすくなってしまいます。
「気持ちいい温度」と「肌にいい温度」は違う
顔に当てた瞬間、
「気持ちいい」と感じる温度は、
多くの場合、
肌にとっては少し熱すぎる温度です。
一時的に血行がよくなり、
肌が明るく見えることもありますが、
そのあとに起こるのは、
水分と一緒に
セラミドが抜けやすくなった状態。
美容家が重視しているのは、
洗っている最中の快適さよりも、
洗い終わったあとの肌の安定感です。
シャワー洗顔が招きやすいこと
シャワーでの洗顔は、
無意識のうちに
・水圧で流しすぎる
・必要以上にすすぎすぎる
・顔全体に同じ刺激を与えてしまう
といった状態を作りやすくなります。
これは、
セラミドにとっては
「少しずつ削られていく環境」。
毎日続くことで、
「なぜか合わなくなった」
「急に乾燥しやすくなった」
と感じる原因になることもあります。
美容家が選ぶのは「弱く、短く、やさしく」
美容家が意識しているのは、
強く洗わないことではなく、
長く当てないこと。
・ぬるめのお湯
・手ですくって顔に運ぶ
・必要以上に流さない
それだけで、
セラミドの残り方は
大きく変わってきます。
「しっかり洗う」よりも、
「乱さない」。
この感覚を持つだけで、
スキンケアの結果は
驚くほど変わっていきます。
次は、
「汗=デトックス」と思われがちな
サウナとの付き合い方について、
もう少し踏み込んでお話しします。
美容家はなぜサウナを避けるのか。
そして、
それでも入るならどうするのか。
サウナはNGと思われがち。でも入り方次第
サウナは
「汗をかいてデトックスできる」
「肌にも良さそう」
そんなイメージを持っている方も多いと思います。
でも実際には、
美容家の多くは、サウナを日常的な習慣にはしていません。
それはサウナが悪いからではなく、
セラミドにとって“かなり過酷な環境”になりやすい
ということを知っているからです。
サウナで起きているのは「大量の放出」
高温の中で大量に汗をかくと、
体は一気にクールダウンしようとします。
そのとき、
水分と一緒に
肌のうるおいを保つ成分も、外に引っ張り出されやすくなる。
セラミドは、
汗として流れ出るわけではありませんが、
角質層が
・高温
・強い乾燥
・急激な温度変化
にさらされることで、
定着しづらい状態になってしまいます。
「ととのう前」に、肌は揺らいでいる
サウナ後に感じる
スッキリ感や軽さは、
体が一時的に
興奮状態から解放されているサイン。
でもその裏で、
肌は
かなり無防備な状態になっています。
このタイミングで
・何もつけずに放置する
・強いシャワーを浴びる
・冷水を直接顔に当てる
こうした行動を重ねると、
セラミドは
さらに不安定になってしまいます。
美容家がサウナを避ける理由
美容家がサウナを控えるのは、
「一度の刺激」ではなく、
くり返される刺激の蓄積を避けたいから。
セラミドは、
一気に壊れるというより、
少しずつ減っていく存在です。
だからこそ、
日常的に
セラミドを揺らがせる環境には、
できるだけ身を置かない。
それが、
肌を長く安定させている人たちの
共通した考え方です。
それでもサウナに入るなら、意識してほしいこと
完全に避ける必要はありません。
ただし、入るなら
「守る前提」で入ること。
・時間は短め
・高温に長く居すぎない
・顔はできるだけ刺激から守る
・出たあとは放置しない
これだけでも、
セラミドへの負担は
大きく変わってきます。
サウナは
「頑張って入るもの」ではなく、
体調と肌の状態が整っているときに、たまに選ぶもの。
そう捉えるくらいが、
セラミドにはちょうどいい距離感です。
次は、
ここまでの話を一度整理して、
「なぜ美容家は老けにくいのか」
という視点から、
大切なことをまとめていきます。
なぜ美容家の肌は老けにくいのか。私が思い出した大先輩の肌
これまで
湯船、洗顔、サウナと、
「美容家が避けている習慣」についてお話ししてきました。
そのたびに、
私の中で何度も思い出していたのが、
以前よくお話をしていた
美容家の大先輩の肌です。
その方は、70代。
特別な施術を頻繁に受けているわけでもなく、
派手なケアをしている様子もありませんでした。
それなのに、
すっぴんの肌は
まるで鏡のように光っていて、
「周りのものが映るんじゃないか」と思うほど、
なめらかで、静かに整っていたのです。
その人が、決してやらなかったこと
今思い返すと、
その大先輩が口にしていたのは、
「これを使っている」
「これが効く」
という話ではありませんでした。
むしろ、よく話していたのは
「やらないこと」。
・顔を必要以上に温めない
・湯船に顔をつけない
・シャワーで顔を洗わない
・気持ちよさを優先しない
・肌をこすらない
どれも、
特別な知識がないとできないことではなく、
意識すれば今日からでもできることばかりです。
美容家が見ているのは「一時の変化」ではない
美容家が重視しているのは、
一時的に
ハリが出るか、つるっとするか、
という変化ではありません。
10年後、20年後も
同じ状態でいられるかどうか。
その視点で肌を見ているからこそ、
セラミドを
無理に増やそうとしないし、
強く効かせようともしない。
ただ、
減らさない環境を、淡々と続ける。
それだけで、
肌は必要な力を
ちゃんと発揮してくれることを
知っているのだと思います。
セラミドでニキビができる気がする人へ。私がいちばん伝えたいこと
もし今、
「セラミドが合わない気がする」
「ニキビが増えた気がする」
そんな違和感を感じているなら、
問題は
セラミドそのものではないかもしれません。
見直すべきなのは、
成分やアイテムよりも、
セラミドが置かれている“環境”。
・熱
・摩擦
・長時間の水分
・くり返される刺激
それらが重なった状態では、
どんなに良いセラミドでも、
力を発揮しにくくなってしまいます。
焦らなくて大丈夫です。
足さなくても、
変えなくても、
やめるだけで整ってくることもあります。
セラミドは、
あなたの肌の敵ではありません。
守られているとき、
いちばん頼もしい味方でいてくれます。
まとめ:セラミドは「足す」より「守る」
セラミドを守るために、
特別なことをする必要はありません。
大切なのは、
「増やす」「効かせる」よりも、
減らしてしまう習慣を手放すこと。
湯船、洗顔、サウナ。
どれも悪いものではありませんが、
肌にとって負担になっていないかを
一度立ち止まって見直すだけで、
セラミドの残り方は変わってきます。
焦らなくて大丈夫です。
やめるだけで、
肌は静かに整い始めることもあります。
セラミドは、
守られているときにこそ、
あなたの肌の一番の味方でいてくれます。


