お越しいただきありがとうございます。
空気が乾燥してきましたね。
乾燥からバリア機能が壊れてトラブルを起こさないようにするためにも、
優しく擦らないスキンケアのお手入れ方をおすすめしていますが、
肌の乾燥は表面だけに水分をつけても解決しません。肌の中で水分を抱え込んでくれるセラミドが増えないと根本的には解決しません。
今回は、お肌の中に存在するセラミドに着目して、
より理想の肌状態に導く方法をお話ししていきます。
自分の肌のセラミド自身を増やす方法もお話ししていきますね!
- なぜ肌乾燥が起こるのか
- セラミドがなぜ重要と言われているのか
- 理想的な肌状態とはどのようなものなのか
- 必見!自らセラミドを増やす方法
セラミドを補う重要性
美肌作りに欠かせない保湿ですが、
どんな高価な化粧品でもその化粧品自体はお肌に入っていきません。
水も入りません。
もし、入ったらばい菌も簡単に入ってしまいますものね。
保湿成分を肌に塗ったとしても、それが私たちの肌の乾燥を防ぐために利用できるのは、全体のほんのわずかしか利用できないと言います。
そのほかは、自分の肌から出てくる保湿剤でお肌は保湿されているんです。
肌を保湿するには、ほとんどが自分の中から出る保湿剤で、ほんの2〜3%が上につけた保湿剤が利用されているということになるそうです。
理想的な肌状態とは
私たちの肌は、肌の内部から保湿成分が出てきて、
自身の力で潤うようにできています。
子供は特に保湿クリームなどを使わなくても平気ですよね?
自分自身から保湿剤が出ているからです。
本来それが引き出せれば、
一番理想的な肌状態になるのです。
自分の肌から水分の蒸発を防ぎ、自ら保湿剤を出させて、
潤いを持たせることが保湿です。
天然保湿成分:セラミドとは
そのお肌に重要な保湿剤を作るのに最も重要なものが、角層細胞間脂質というものです。
主成分はセラミドです。
セラミドは水分保持機能があります。
セラミドが水分蒸発を防いで、みずみずしい潤い肌を作ってくれます。
肌乾燥の原因はセラミドが流出してしまうから
セラミドは肌の内側で水分を繋ぎ止めて
乾燥から守ってくれていますが、
年齢、外的刺激やストレス、紫外線などで
減少してしまいます。
50代のセラミドの量は20代の半分しかないと言われています。
セラミドが不足していると、化粧水などをつけても内側の水分を繋ぎ止める力がないので、水分が外に逃げ出しやすくなり、保湿しても保湿しても蒸発して中はカラカラ状態になります。
セラミドは洗顔でも失われると言われていますので、
洗い過ぎにも気をつけましょう!
セラミド不足でシミ・シワができる
今までお話ししてきましたことでも
もうお分かりと思いますが、
角層のセラミドが不足すると乾燥して小皺ができやすくなります。
それが進んで本格的なシワになっていきます。
そして、なんとシミまでできてしまうのです!
セラミド不足 ▶︎ バリア機能の低下 ▶︎ 化粧品や外的な刺激からの炎症 ▶︎ メラニンを作って色素沈着 ▶︎ シミ
セラミドをいかに増やしていくかが重要になります。
セラミドを補う方法
年齢とともに減少し、外部の刺激やストレス、紫外線などでも不足してしまうセラミド。
そこで、私たちができることは、
セラミド配合の化粧品を使う
今は多くの皮膚科の先生も勧めていますが、
セラミド配合の乳液やクリームを使い、
積極的に補いましょう!
ただし、セラミドは高価なため、効果が出るといわれる高濃度の配合化粧品はとても高額になってしまいます。
そこで、自力で増やす方法を紹介します。
内側からセラミドを補う
セラミドが多く含まれている食品を意識して食べましょう!
セラミドが多く含まれるものの代表的存在は
こんにゃくですが、
その他にもたくさんあります。
- こんにゃく
- お米
- 味噌・大豆などの豆類
- 米麹甘酒
- ほうれん草
- 牛乳
- コーヒー・紅茶
ですが、これも含有量が少ない、吸収されにくいという事実があります。
セラミドを補うのは大変なのです…
ですが、これらを継続的に根気よく摂取すると、
時間はかかりますが、効果は出てきます。
私は、毎日温めた豆乳に玄米麹の甘酒を入れて飲んでいます。
女性ホルモンの分泌に効果のあるイソフラボンと
セラミドの元になる甘酒で一石二鳥ですし、
なんといっても、美味しいので続けられます!
ちょっと糖質は気になるのですが…
そして、サプリメントやドリンクも出ていますので、
サプリなどで効率よく取り入れるのもお勧めです!
ゲルマニウム温浴
化粧品ではないのですが、有機ゲルマニウムはセラミドの減少を抑える働きがあり、乾燥肌を改善する効果が期待できると言われています。
ゲルマニウム温浴とは、有機ゲルマニウムを含んだ流動するお湯に手と足を入れて発汗させる入浴法です。
この有機ゲルマニウムは分子量が小さいため、肌から吸収されやすいということから効果が期待できるそうです。
※ 有機ゲルマニウムを健康食品として摂取することもできますが、無機ゲルマニウムは絶対摂取してはいけません。
まとめです。
自分の肌から水分の蒸発を防ぎ、自ら保湿剤を出せて、
潤いを持たせることが保湿です。
その保湿にはセラミドの量がとても関係してきます。
洗顔のしすぎで簡単に失われてしまいます。
セラミド不足がシミ、シワの原因を作ります。
セラミド配合の乳液やクリーム、
意識的に食品やサプリなどから取り入れましょう。