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生まれつき皮膚の薄い人はいます。
そして、なんらかの原因で皮膚が薄くなってしまった人もいます。
どちらのタイプもバリア機能が低下し、少しの刺激ですぐにトラブル肌になってしまいます。
その状態を”敏感肌“と言います。
今回は、角層のバリア機能が弱くなりがちな、皮膚の薄い肌の人のスキンケアの注意点とトラブル回避方法をお話ししたいと思います。
もし、敏感肌で皮膚が薄くても、実はそんなに心配しなくても健やかな、健康な肌を保てますから実行してみてください。
それでははじめます。
- 皮膚をより薄くしてしまう原因
- 皮膚が薄いと起こりやすいトラブル
- 皮膚を強くしてトラブルを回避する方法
敏感肌・皮膚が薄くなる原因
間違ったスキンケアをしている
生まれつき皮膚が薄いわけでもなかったのに、皮膚が薄くなって敏感肌になってしまった原因は次に挙げる間違ったスキンケアが原因です。
- 洗顔のしすぎ
- 肌を擦ってスキンケアを行なっている
- 毛穴パック
- セルフマッサージ
- ピーリング
特に皮膚の薄い人にとっては、鼻の毛穴パックは赤い鼻と毛穴が開いてしまうの原因になる場合もありますし、セルフマッサージは擦りすぎとたるみの原因になります。
特にピーリングはとても注意は必要です。
私は以前すごく後悔した経験があります…
美容クリニックの先生に敏感肌でも大丈夫なピーリングがあるからと勧められました。
最初は躊躇していましたが、今よりきれいな肌になるのならと受けてしまったんです。
最初はツルツルして良かったんですが、2~3日してあることに気づきました。
目尻の下のところに、今までなかった変なシワがよっていたのです。
まるで、食品用のラップをギュ〜と伸ばして、破れる前の伸び切った状態のような感じのしわの寄り方でした。
そういえば、先生たちは色が白くてとてもきれいだったけど、
笑ったりすると顔全体がこんな感じだったなぁ…と、
本当は最初から違和感を感じていたのに、
躊躇もしていたのに…
後の祭りですね。
後で知りましたが、そのような肌は、ピーリングを多くしている人に起こる「 あるある 」だそうです。
(そのようなお肌を美しいという考え方もあるそうですが、私の目指している肌ではありませんでした。)
年齢の割にシワがないのが私の自慢でしたのでそれはそれはショックでした…
シワのない状態に戻るのに1年以上もかかりました。
ですから、特に肌の薄い方は注意が必要です。
自分に合わないスキンケアを使用している
自分に合うスキンケアの定義は、
自分自身の機能の邪魔をせず、環境や体の状態( ホルモンの変動など ) によって弱った機能を補ってくれるスキンケアです。
自分に合うスキンケアですと、とにかく調子がよくなり、トラブルが出ても治りが早い健康肌になれます。
反対に、合わないスキンケアの使用は、トラブルを起こし、そのためにバリア機能が破壊され、外部の刺激の侵入を容易にしてしまいますます角層を薄くしてしまいます。
水分も保持できずにますます乾燥して老け肌にしてしまいます。
加齢による老化
更年期に肌トラブルが起こる原因は女性ホルモンの低下が原因です。
女性ホルモンの低下により皮脂膜や角質層も薄くなってしまいます。
こればかりはどうしようもないことなのですが、
これを防ぐ、もしくは症状を緩和していくには、
ホルモン剤の補充や、エクオールなどのサプリの摂取などが肌に対して効果があると言われています。
皮膚が薄い肌のメリット
実は、生まれつき皮膚が薄い人はトラブルが特別出ていない場合はメリットもあります!
本来は、
日本人の理想とする肌は、皮膚が薄くて透明感があり、色が白いことと言われています。
確かに、皮膚が薄い人の肌は、キメが細かく、透明感がありますから、
女性らしい肌と表現されます。
ですから、正しいお手入れと自分に合うスキンケアを選び、紹介する方法でバリア機能を高めてトラブルを回避できれば、
憧れの美しい肌を維持できます。
デメリット
トラブルが絶えない
生まれつき肌が薄い人、なんらかの原因で薄い肌になってしまった人にとっても考えられるトラブルは、
- 外的刺激に弱い
- 乾燥して、シワができやすい
- ハリがなくなり、たるみやすい
- 赤ら顔
- 目の下のクマができやすい
などが起こりやすくなります。
バリア機能の低下から水分保持能力が低く、外的刺激の侵入を容易にしてしまい、炎症から赤みや痒み、ニキビなどのトラブルに悩まされることが多くなります。
老化が進行しやすい
バリア機能が壊れやすく、セラミドが減少し老化が進行しやすくなってしまいます。
皮膚の薄い人はもともと角質層も薄いため、水分を保持する力も弱いため乾燥しやすく、シミやシワができやすくなってしまいます。
スキンケアではありませんが、バリア機能の正常化、セラミドの減少を抑制してくれる作用があるゲルマニウム温浴は皮膚の薄くトラブルが多い方におすすめです。次の記事を参考にしてみてください。
解決策 皮膚を強くし、トラブルを回避する方法
皮膚を厚くというよりも強くして敏感肌の症状を防いでいくことが大事です。
生活習慣を見直す
肌に炎症を起こす事がトラブルにつながりますから避けるようにしてください。
- 紫外線、花粉
- 睡眠不足
- ストレス
- 食事の不摂生
紫外線や花粉などは肌に炎症を起こし、睡眠不足やストレスは、その炎症を促進させると言われています。
ですから、
タンパク質、ビタミン、ミネラルなどバランスの良い食事と、睡眠はとても大切です。
特に気をつけて摂取してしていただきたいものは
トマトなどの緑黄色野菜
大豆製品(納豆や豆乳)などのイソフラボン(特に夜摂ると効果的)
良質な脂質
こんにゃくなどの水溶性食物繊維
などです。
特に、こんにゃくは肌の中のセラミドを増やして、肌のバリア機能(保湿力)を高めることができると言われています。
肌の乾燥が気になる方、皮膚が薄い方などには嬉しい効果のある食品ですよね!
セラミドを自ら増やす方法は次の記事を参考にしてみてください。
角質を補う化粧品を使う
この頃は角質を補い肥沃する目的の化粧品が多く出ています。
セラミド配合の化粧品もそのひとつです。
ですが、セラミドの配合量やセラミドの種類によっては価格が高めになってしまいます。
そのような化粧品を使うこともひとつではあります。
ですが、何より一番大事なことは、
正しいスキンケアを行うことです。
自分に合ったスキンケアを使用し、適切なお手入れをする
自分に合ったスキンケアを使用し、適切なお手入れをすることが一番大事です。
これさえできていれば、普段はトラブルなく過ごせます。
実は肌は環境によっても変化しますから、毎日一定ではないのですが、もし、何かのトラブルが出たとしても治りが早くなります。
自分に合ったスキンケアを使用しましょう。
肌に優しい低刺激の化粧品を選んでください。
肌に優しい化粧品とは、成分の種類がたくさん入っていないシンプルな処方のものです。
敏感肌用を選ぶと安心です。
刺激をあたえない、正しい洗顔を行い、擦らないスキンケアを徹底してください。
保湿を特に重視してください。
自分に合ったスキンケアを使用し、擦らない適切なお手入れができていれば、敏感肌で皮膚が薄くても、そんなに心配することもなくなりますよ!
次の記事で正しいスキンケアの方法を解説しています。参考にしてみてください。
まとめです
- 表皮は健全な機能によりバリアとなって皮膚の内部を守っています。
- バリア機能が弱くなりがちな皮膚の薄い人は特に自分に合ったスキンケアを使用し、適切なスキンケアを行いましょう。
- 皮膚が薄くなるのは、間違ったスキンケアが一番の原因です。
- 皮膚が薄い人はトラブルが多く現れやすく、バランスの取れた栄養を摂り、睡眠を十分とって、肌に優しい低刺激のスキンケア使いましょう。
- 特にこんにゃくは、肌のバリア機能(保湿力)を高めます。